1986年にモスクワで生まれ、6歳の時にドイツに移り住んだOlga Schepsは、ピアノの神童として10代でヨーロッパツアーを行い、ロマン派の楽曲、とりわけショパンや、スクリャービン、ラフマニノフ、チャイコフスキーといったロシアの作曲家たちのピアノ曲の優れた解釈によって、急速に評価を高めた。世界各地の著名な会場でリサイタルを行い、主要なオーケストラとも共演を重ねる彼女は、室内楽にも力を入れており、ヴァイオリンやチェロの俊英とも多く共演している。一方、2010年代の半ば以降は、ルドヴィコ・エイナウディによるクラシック・クロスオーバーな作品や、エイフェックス・ツインやドイツのテクノバンド、スクーターといった、クラシック以外のアーティストのナンバーをピアノのために編曲したものなどもレパートリーに取り入れ、それらの楽曲を彼女ならではのスタイルで再表現している。