ワーグナーの壮大な連作楽劇『ニーベルングの指環』の重要な場面にスポットライトを当てた特別なプレイリストへようこそ。ここでは四つのプレイリストを通して、『指環』をこれほどまでに魅力的な作品たらしめている主要なテーマやモチーフの数々を発見できる。またApple Music Classicalのアプリでは、各トラックを再生すると限定のリスニングガイドによる解説を楽しめる。
このプレイリストでは、ワーグナーによる壮大なドラマに愛と救済が希望をもたらす様子が聴き取れる。『指環』の2作目の楽劇『ワルキューレ』には、ジークフリートの両親であるジークムントとジークリンデの間に愛があり、また、ヴォータンがワルキューレの娘ブリュンヒルデに示す父性愛が、並外れて美しく力強い音楽で描かれる。そして最終的に、ブリュンヒルデと英雄ジークフリートの愛が、後半の二つの楽劇『ジークフリート』と『神々の黄昏』で、ドラマを壮大なクライマックスへと導いていく。ここで聴ける数多くの動機には、ジークフリート自身の英雄の動機や、ヴォータンのブリュンヒルデへの愛情を示す動機、そして『指環』の終盤でまばゆいばかりの効果を上げる救済の動機などが含まれる。
ここに並ぶ音源はすべて、1958年から1965年にかけて行われたサー・ゲオルク・ショルティによる歴史的なスタジオ録音から取られている。これは史上初の『指環』の全曲録音であり、比類なきキャストとオーケストラ、そして先駆的な録音技術によってその伝説的な地位を確立した。そして今、そのサウンドは空間オーディオで見事にリマスターされている。