現代ピアノ界を長年にわたってリードするクリスチャン・ツィメルマン。ポーランド生まれの彼は、1975年のショパン国際ピアノコンクールにて当時最年少(18歳)で優勝を飾り、一躍世界の檜舞台に躍り出た。常に完璧を目指すツィメルマンは、公演の演目ごとにピアノを替え、入念に調整した自分の楽器を会場に持ち込むことでも知られている。そのため、音色は輝きに満ちており、ダイナミックレンジも繊細なピアノから豪快なフォルテまでを自在にコントロールしてみせる。また、後進の指導にも積極的で、ショパン没後150年の1999年に地元ポーランドの若手を集めた祝祭管弦楽団を設立したことでも話題になった。