フランスのピアニスト、ミシェル・ダルベルトは、1975年にクララ・ハスキル国際ピアノコンクールを、そして1978年にリーズ国際ピアノコンクールを制して以来、母国で最も優れた音楽家の一人として確固たる地位を築いてきた。ダルベルトは、多くの一流オーケストラと共演し、室内楽を奏で、ジェシー・ノーマンをはじめとする歌手たちの伴奏も行っている。しかし、最も広く知られているのはソロピアノによるパフォーマンスであり、中でもフランツ・シューベルトのピアノ曲をすべてレコーディングした彼は、同作曲家の演奏で大きな称賛を集めている。またモーツァルトの作品をエレガントに奏でることでも高い評価を受ける彼は、ドビュッシーやラヴェル、ベートーヴェン、そしてシューマンの解釈においても同様の優雅さを発揮し、いずれの場面でも見かけの派手さより視点のシャープさを感じさせる演奏を聴かせてくれる。