神々しい声と並外れたテクニック、そして豊かな表現力を兼ね備えたソプラノ歌手、バーバラ・ハニガンは、まずオペラの舞台や演奏会でのパフォーマンスで高い評価を獲得した。2010年以降は指揮者としても活動し、多くの著名なオーケストラから崇高な音楽性を引き出している。また、この1971年カナダ生まれの演奏家は、現代音楽の熱心な擁護者としても大きな存在感を放ってきた。このプレイリストは、そんな異才音楽家、ハニガンの音楽的背景に迫るものだ。特徴的なのは、エラ・フィッツジェラルドから、ビョーク、ヒップホップのケンドリック・ラマーまで、クラシック以外のジャンルの優れたアーティストたちの音源が多く含まれていることだろう。このことからも、ハニガンの音楽世界がいかに広大であるかが分かる。またクラシックも、グレン・グールドによるバッハやニコラウス・アーノンクールによるハイドンから、ベルトラン・シャマユによるラヴェル、エサ=ペッカ・サロネンによるリゲティ・ジェルジュまで、幅広い時代から多彩な楽曲がセレクトされている。類いまれな才能を輝かせるアーティスト、バーバラ・ハニガンを感化した、万華鏡のような音世界を楽しもう。