第二次大戦後のミラノスカラ座で活躍したソプラノ歌手。テバルディは同時代のもう一人のソプラノ歌手、マリア・カラスと共にオペラ上演の黄金期を形成した。ヴェルディやプッチーニのヒロインを得意とし、それ以前のベルカントオペラで活躍したカラスとは少し違い、その声は力強く、同時に透明で輝きを放っていた。ヴェルディ「オテロ」のデズデモナ、「運命の力」のレオノーラ、プッチーニ「ラ・ボエーム」のミミ、「トスカ」のトスカなどが、テバルディの代表的な歌唱。録音を通しても、その声の輝かしい魅力は十分に味わうことができる。