ウクライナの音楽一家の中で育ったMarina Baranovaは、ドイツのハノーバー音楽大学で学び数々の国際的なコンクールでの受賞歴を持つピアニスト。デビューアルバムの「Marina Baranova Plays Schumann」を聴けば、繊細さとダイナミックさの両面と美しい音色を持つ演奏家であることが分かる。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーをこなすピアニストである一方、彼女の最大の特徴は、作曲家でもあり、即興演奏、ジャズ、ワールドミュージックとのクロスオーバープロジェクトにも関わるなど、クラシックのピアニストの枠にとらわれないその多岐に渡る才能と音楽活動だ。そこで聴けるのは、透明感あふれるどこまでもアコースティックなピアノの響きであり、奇をてらわない魅力的な音楽性である。プレイリストに並ぶ彼女のこれまでの多彩な演奏作品をぜひ聴いてみよう。