広がりのある豊かで深い音色と詩情にあふれた表現でメロディに命を与え、リスナーの心を揺さぶる。天満敦子は、東京藝術大学在学中の1974年に開催された第43回日本音楽コンクールのヴァイオリン部門で1位となり、翌1975年にはロン゠ティボー国際コンクールで特別銀賞等を受賞して注目を集めた。レパートリーはクラシックの名曲から知られざる佳曲、世界各地のルーツミュージック、日本のポピュラーミュージックの作曲家による楽曲まで、実に幅広い。録音も広く親しまれており、1993年には19世紀後半ルーマニアの作曲家ポルムベスクの作品「望郷のバラード」を収録したアルバムが、クラシックとしては異例の大ヒットとなった。また、小林亜星、いずみたく、山本正美といった日本の作曲家たちの楽曲を取り上げた一連のアルバムも大きな人気を博している。