気鋭のピアニスト、チョ・ソンジンの演奏は、非常に巧みで、よどみないものであるのと同時に、穏やかな詩情とピュアな表現にあふれている。ある時はモーツァルトの作品を卓越した技術で奏でてリスナーを圧倒し、またある時はドビュッシーの楽曲で感情を爆発させる彼は、いずれの場面においても、リスナーをロマンチックな、あるいはドラマチックな世界へといざなってくれるのだ。ソンジンは2015年に開催されたショパン国際ピアノコンクールで、韓国人として初めて優勝。それ以来、リリースしてきたアルバムはすべて大きな称賛を集め、ニューヨークのカーネギー・ホールやロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールを含む世界各地の名だたる会場でコンサートを行い、当代屈指の指揮者や一流のオーケストラと共演を重ね、いくつもの賞に輝いている。