ルネサンスからバロックへの転換期をリードしたイタリアの作曲家、クラウディオ・モンテヴェルディ。彼は宮廷や寺院に奉職していたことから、オペラや宗教音楽に傑作が多いのが特徴。伝統的なポリフォニーから出発したが、歌詞に込められた情念を細やかに描こうと、次第に斬新な不協和音を駆使するようになっていった。そのため、モンテヴェルディは、モダン音楽の創始者とも呼ばれている。主な代表作には、聖母の祝日の晩課のために作曲した「Vespro della Beata Vergine(聖母マリアのための夕べの祈り)」や、タキトゥスの年代記などに基づいたプロローグと3幕のオペラ「L'incoronazione di Poppea(ポッペアの戴冠)」などがある。