日本の冬でもっとも気温が低く、降雪量も一番多い月とされるのが2月。ヨーロッパの北部と比べれば温暖な日本においてもこの時期の寒さは厳しく、あたり一面が雪に覆われた“銀世界“が現出することも珍しくない。このプレイリストでは、あやなす二つのバイオリンが吹きすさぶ寒風を思わせるバッハのコンチェルトや、崇高な響きの合唱が魂を揺さぶるブラームスのレクイエム、バイオリンとピアノのシンプルな音型が氷の冷たさを思わせるアルヴォ・ペルトの「Spiegel im Spiegel(鏡の中の鏡)」など、凛とした空気や雪景色によく似合う曲をコレクション。また、リストの『Six Consolations, S. 172』の第3番、サン゠サーンスの「The Swan(白鳥)」など、寒さに凝り固まった心と体を優しくほぐしてくれるような佳曲や、体を動かして熱を生み出すことを促すかのようなバーンスタインによるダンスミュージックなども含まれている。