天才的な直感と正確無比な技巧を備えた20世紀最大のピアニストの一人、ヴラディーミル・ホロヴィッツ。1904年にウクライナのキーウに生まれた彼は、10歳から母のもとでピアノを始め、17歳でデビュー。以来、欧米でセンセーショナルな成功を収め続けた。1940年以降はアメリカに移住。1950年代に演奏活動や録音から遠ざかったこともあったが、1960年代に復帰。中でも、1965年にニューヨークのカーネギーホールで行った復帰リサイタルのライブ録音は、現在も伝説の名演として語り継がれている。また、1986年には61年ぶりに祖国に里帰りをし、リサイタルを開いた。指揮者のアルトゥーロ・トスカニーニは義父にあたる。