ジェニファー・ヒグドンは多彩な音楽書法を用いてオーケストラ作品を作曲する音楽家。ロベルト・ディアスが演奏する2014年のヴィオラ協奏曲は、独奏とオーケストラが完璧なバランスを保ちながら、ヴィオラの深い音色が舞い上がっていくかのような作品。続いてのオーボエ協奏曲は単一楽章で書かれており、情緒的なメロディラインと早口の会話を思わせる2つの側面が魅力的で、ナッシュヴィル交響楽団の首席オーボエ奏者ジェームズ・バトンの名演が楽しめる。2011年の「All Things Majestic」は、ワイオミング州のグランドティトン国立公園をテーマにした4楽章からなるサウンドスケープで、ここでもオーケストラの壮大で美しい演奏が堪能できる。