フィリップ・グラスの20曲のピアノ練習曲は、1991年から2012年の間に折に触れて作曲された小品をまとめたもの。"第17番" の穏やかに波打つ音形は、彼が担当したサントラ『めぐりあう時間たち』の小型版であり、"第1番" はベートーヴェンの旋律からインスパイアされた作品。"第15番" のエキゾチックで印象派的な和声がドビュッシーを思い起こさせるかと思えば、"第9番" ではシンプルで即興的な現代音楽が繰り広げられる。ロシアのミニマリスト、アントン・バタゴフのライブ音源で聴けることも嬉しい。
作曲者
ピアノ