フランスの実力派ピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サールが満を持してリリースした、バッハをメインにしたアルバム。収録されたのは、バッハの楽曲と、19世紀、20世紀の作曲家たちによる、バッハ作品の編曲ものやバッハへのオマージュだ。彼女は、その死後、何百年にもわたって音楽家に影響を与え続け、また聴衆に愛され続けるバッハの偉大さを、鮮烈なピアニズムで表現した。さらに、彼女がファンであるという、フランスのジャズピアニストで作曲家、トーマス・エンコの書き下ろし楽曲も、アルバムに彩りを加えている。リーズ・ドゥ・ラ・サールのさらなる飛躍を予感させるに十分な内容の作品。
作曲者