現代作曲家の G.フィトキンは多数のオーケストラ作品をはじめ、室内オペラや大規模なアンサンブルを手掛けていることで知られ、弦楽四重奏曲は比較的少ない。このアルバムは彼の6つの弦楽四重奏作品すべてを収録。最初に聴ける1992年の作品 "Servant" では、華やかで魅力的なハーモニーや各楽器の旋律の絡み合いによる緊迫感や躍動感が味わえ、続く "Inside" は常に驚きと喜びといった多面性を休止せず描く作品。"A Small Quartet" がもたらすのは内省と喜遊性。最後の "Pawn" では、不安が痛切に記されたスコアをサッコーニ四重奏団 (Sacconi Quartet) がきめ細かく表現している。
作曲者
弦楽四重奏
ヴァイオリン