バッハは鍵盤楽器の名手であり、同時にバイオリンやヴィオラといった弦楽器の演奏も得意としていた。プリムローズ・ヴィオラ・コンクールなどを制した俊英ヴィオラ奏者ニルス・メンケマイヤーは、バッハのヴィオラへの愛に光を当てる。彼が紡ぎ出す音色は力強く深い響きを持ち、またその豊かな表現力は、1挺(ちょう)のヴィオラにチェロやヴィオラ・ダ・ガンバの魅力をも宿らせている。リュート族の撥弦(はつげん)楽器テオルボとのアンサンブルも耳に心地良い。バッハ作品の新しい魅力を引き出した意欲作。
作曲者
ヴィオラ
ソプラノ