イタリア出身のアレッシオ・バックスは、2000年にリーズ国際ピアノコンクールを制して注目され、国際的に活躍するピアニスト。本作のメインコンテンツはベートーヴェンの「皇帝」ことピアノ協奏曲第5番。中でもダイナミックで完璧なピアニズムを見せつける第3楽章は、まさに圧巻。一方、穏やかな第2楽章では、繊細でリリシズムにあふれたプレイを聴かせてくれる。過去に彼と共にモーツァルトのコンチェルトを録音して好評を博したサイモン・オーヴァーとサウスバンク・シンフォニアが、そんなバックスを的確かつ丁寧な演奏でサポートする。
作曲者
ピアノ
オーケストラ
指揮者