82歳の小澤征爾とマルタ・アルゲリッチによって、想像できる限り最も貴重かつ魅力的なベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番がレコーディングされた。すべての小節から喜びがあふれ、終楽章の楽しげなロンドには誰もが心を踊らせるだろう。全楽章を通して純粋な喜びが伝わってくる名演だ。26人編成の水戸室内管弦楽団は、古典時代の演奏実践を取り入れた鮮明で活気があるサウンドを作り出している。交響曲第1番も生き生きとエネルギッシュで、驚嘆に価する演奏が繰り広げられている。
作曲者
ピアノ
オーケストラ
指揮者