イタリアの人気作曲家/ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディが冬山の同じ道を7日間歩き、日ごとに少しずつ変化する自然の表情や、そこから受けるインスピレーションを音楽で表現するプロジェクトの第6弾。6日目の山麓には、立ちこめる靄(もや)を突き刺すような冷たい風が吹いている。エイナウディはその情景を"Cold Wind"と題された3つのトラックで、するどい響きのストリングスとともに描き出す。「Day 5」で感じられたかすかな安らぎは消えゆき、作曲家の心には孤独感が広がって行く。やがて雲よりも高く登り詰め、太陽の光を浴びて輝く尾根を歩くエイナウディ。アルバムは、そんな彼が目にした風景と心情を描いたおよそ10分に及ぶ大作"The Path of the Fossils"で幕を閉じる。