16歳のピアニストによる衝撃のデビューアルバム。韓国出身のDoomin Kimは7歳でピアノを始め、パリに留学。本作のリリース時に在学しているエコールノルマル音楽院で研鑽を積む中で頭角を現した。アルバムを制作するにあたりKimにメンデルスゾーンを薦め、選曲をしたのは師匠のMichael Wladkowski氏。メンデルスゾーンのピアノ曲は透明感のある音色、軽快なタッチ、多彩な表現が求められるものだが、Kimの演奏はその全てを高いレベルで実現し、師の期待に見事に応えている。"Variations, Op. 82"は歌うように奏でられ、"Rondo capriccioso"では純粋さと優しさが際立ち、"Fantasie, Op. 28"のフィナーレは力強く堂々としたものだ。実にエレガントなピアノを奏でる優れた演奏家の登場を告げる快作。
作曲者
ピアノ