クララ・シューマンは、長い間、作曲家だった夫ロベルト・シューマンの妻として知られてきたが、近年ではロベルトの影から抜け出しつつある。作曲家であり、優れたピアニストでもあったクララ自身の音楽が、シューマン家の物語における重要な要素として認識されるようになってきたのだ。ドイツのピアニストLuisa Imordeが本作の中心に置いたのは、クララがまだロベルトと結婚する前、クララ・ヴィークだった頃に書いた『Piano Concerto in A Minor, Op. 7』だ。この協奏曲は、1835年、クララが15歳の時に、作曲家仲間だったフェリックス・メンデルスゾーンの指揮によって初演された。「クララ・シューマンのピアノ協奏曲は、大胆なアイデアを含んだ若々しい作品です」とImordeはApple Music Classicalに語る。「第2楽章は、音楽の長い歴史の中で、今日に至るまでユニークな存在であり続けています。というのも、ここではピアノの独奏とチェロの独奏によって叙情的な旋律が奏でられ、オーケストラの他の団員はほぼ沈黙したままなのです」。またImordeは、クララとロベルトが結婚生活の中で互いに感じていた情熱的な愛に言及するべく、クララがロベルトの歌曲をピアノ用にトランスクリプトしたものもアルバムに収録している。「ロベルト・シューマンの素晴らしい歌曲は、長い間、私の心に寄り添ってくれています。ここでは、クララのアレンジのお陰で、歌声のないバージョンで聴くことができます」とImordeは説明する。「Widmung(献呈)」と「Der Nussbaum(くるみの木)」、そして「Die Lotosblume(はすの花)」は、ロベルトがクララとの結婚に際して最愛の妻に捧げた歌曲集『Myrthen(ミルテの花)』の中の曲です。これほどまでにロマンチックで心のこもったラブソングはないでしょう」このアルバムにはクララの作品と一緒に、ロマン派初期に作曲され、過小評価されているもう一つのコンチェルトが収録されている。「カール・マリア・フォン・ウェーバーの『Piano Concerto No. 1』は、その威厳、軽やかな遊び心、そして特別な輝きで私を魅了します」とImordeは言う。「指揮者のMarie Jacquot、Bremer Philharmoniker、そして私自身にとって、これらの協奏曲は本当に貴重な発見となりました」
作曲者
オーケストラ
指揮者
ピアノ