メキシコ歌曲のメロディのクオリティについて「数々のアメリカ歌曲に匹敵する」と語るスコットランド出身のテノール歌手、Jamie MacDougall。彼は本作『Guacamaya』で、メキシコで長く受け継がれてきた宝物のような楽曲に光を当てている。アグスティン・ララの「Granada」は、このリサイタルの中で最もよく知られた曲の一つであり、ここではMacDougallによる情感豊かな歌唱を、カスタネットの響きも印象的なMr. McFall's Chamberによる活気あふれる演奏が支えている。マヌエル・ポンセによる「Estrellita」も世界的な人気を誇る曲であり、その美しい旋律は、MacDougallの甘美かつセンチメンタルな解釈によってさらなる輝きを放っている。またこの曲では、ミュージカルソーの驚くほどしなやかな響きによるソロも聴ける。そして歌曲の間には、現代の作曲家Javier Álvarezによるリズミカルでにぎやかな「Metro Chabacano」や、Pablo Moncayoによるアステカ風の楽曲『Sonata for Viola and Piano』などの器楽曲が配置されており、それらのすべてを親しみやすくかつ魅力的な演奏で楽しめる。
インストゥルメンタルアンサンブル
テノール
作曲者