ピアニストであり、女性やアフリカ系アメリカ人によるクラシック音楽の普及に貢献する文化活動家でもあるララ・ダウンズ。ダウンズは100年前の1924年2月に初演されたジョージ・ガーシュウィンの「Rhapsody In Blue」をファーディ・グローフェによるオーケストラ版でなく、プエルトリコのサクソフォン奏者、ピアニストで作曲家のEdmar Colónに新たな編曲を委嘱し、再構築された音楽を披露する。管弦楽にボンゴやコンガといったパーカッションと、二胡、揚琴、古筝などのアジアの楽器が融合した斬新な編成は、まさに異文化が共存する今日のアメリカのサウンドを体現しており、Colón自身もソプラノサックス奏者として演奏に加わっている。ダウンズのピアノと打楽器奏者が掛け合いをするスリリングな場面をはじめ、SFCM Orchestraの若々しいダイナミックなアンサンブルとともに、ダウンズの明快で力強いピアニズムが存分に堪能できる。