"フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンは、自身の75分に及ぶ『トゥーランガリラ交響曲』を「愛の歌、喜びへの聖歌」と表現し、この作品を演奏するオーケストラに並外れた技術と集中力を要求した。本アルバムは、1949年にこの作品を初演したボストン交響楽団が、75年の時を経て、再びその真価を示したパフォーマンスを収めている。
アンドリス・ネルソンス指揮によるオーケストラは、10の楽章すべてにおいて圧巻の演奏を披露。「Chant d’amour 2(愛の歌2)」での弦楽器の高音が生む華麗な音の波と、「Jardin du sommeil d’amour(愛の眠りの園)」での柔らかで官能的な響きは聴きどころだ。また、交響曲のフィナーレでさく裂する大規模な打楽器セクションや、セシル・ラルティゴが奇妙なうなり声のような音色のオンド・マルトノを奏でる「Joie du sang des étoiles(星たちの血の喜悦)」の狂騒も、本能的な興奮を生む。
さらに、『トゥーランガリラ交響曲』ではピアノも重要な役割を果たすため、スターピアニストであるユジャ・ワンの起用はまさに適任と言えよう。彼女は「Turangalîla 2(トゥーランガリラ2)」で鳥たちのさえずりのような輝かしいソロを披露している。"