フランシスコ・タレガはクラシック音楽の歴史の中で最も重要なギタリスト/作曲家の一人だ。1852年に、スペイン東部の町、ビジャレアルで生まれたタレガは、必要とあらば音楽で生計を立てられるようにと考えた父親にギターを授けられた。しかし、彼は父の想像をはるかに超えていったのだ。タレガは楽器としてのクラシックギターを改革し、広いエリアに演奏旅行に出かけ、100以上のギター曲を書いた。彼の楽曲はいずれも伝統にのっとったシンプルなものであると同時に、非常に優雅かつ精妙なもの。携帯電話の着信音になったことで広く知られた旋律もあるが、やはりタレガの代表曲といえばグラナダの歴史ある宮殿を音楽で描いた「Recuerdos de la Alhambra(アルハンブラの思い出)」だろう。本作ではこの名曲はもちろん、複数の「Prelude」など優れた楽曲を非常に優雅な雰囲気の演奏で聴くことができる。