レベッカ・クラーク
ライブアルバム
シングル&EP
ベストアルバム、その他
バイオグラフィー
あふれるような叙情性とロマンチシズム、そして、時折顔をのぞかせる印象派的なハーモニーに彩られたレベッカ・クラークの楽曲は、フランシス・プーランクをはじめとする戦間期の作曲家の作品との共通点を多く含んでいる。1886年にロンドン近郊で生まれたクラークは王立音楽アカデミーで学んだが、ある教師から言い寄られたことで、父親に退学を命じられた。その後、短い期間ではあったが、王立音楽大学においてチャールズ・スタンフォードの下で作曲のレッスンを受け、在学中に『Theme and Variations for piano』(1908年)を書いている。1912年にはヴィオラ奏者としてクイーンズ・ホール管弦楽団に入団。この頃からクラークの室内楽作曲家としての才能が大きな花を咲かせ、30代以降はアメリカに移り住んで優れた作品を生み出したが、女性が芸術的創造性を発揮することをよしとしない時代背景もあり、次第に作曲しなくなっていった。クラークが1979年に亡くなるまで、作品の多くは未出版のままだったが、近年ではその重要性が高く評価されるようになり、1919年作曲の『Viola Sonata』 (ヴォーン・ウィリアムズの『Lark Ascending』を思わせる第1楽章、ウィットに富んだ急速楽章、荘厳なフィナーレから成るクラークの代表作の一つ)をはじめ、録音される機会も増えている。
