バイオリン奏者のフランチェスカ・デゴと指揮者のダニエーレ・ルスティオーニという2人の若手音楽家が、同郷の2人の作曲家によるバイオリン協奏曲を演奏したアルバム。パガニーニの第1番でのデゴは完璧な技術と感性で、スタイリッシュなバーミンガム市交響楽団と絶妙のアンサンブルを展開している。一方のエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリは、コミックオペラで知られる作曲家。知る人ぞ知る彼のバイオリン協奏曲は、プッチーニのアリアを思わせる美しい第2楽章が魅力の作品だ。デガは愛情を持ちながらも、その美しさに溺れず、すばらしい表現力を発揮している。
作曲者
指揮者
オーケストラ
ヴァイオリン