バッハの音楽は、長い間多くのジャズミュージシャンたちを魅了してきた。中でも、飽くことなき鍵盤楽器の探究者であるキース・ジャレットは、バッハ作品の最も深い境地にたどり着いた一人だろう。「平均律クラヴィーア曲集第1巻」は、バッハが鍵盤楽器の鍛錬のための機能とエンターテインメント性を両立させることを意図したとされる作品。ジャレットの演奏は、バッハに対する敬意にあふれた真摯なもので、同時に深い音色を生かした豊かな表現で、バッハが望んだ通り、リスナーの心に音楽の喜びと安らぎを感じさせてくれる。
作曲者
ピアノ