セルゲイ・プロコフィエフがバレエ音楽『Cinderella(シンデレラ)』を完成させたのは50代の半ばに差しかかった1944年のことだった。若いころには先鋭的な作風を示していたプロコフィエフだが、この作品は叙情性にあふれた美しい旋律が際立つものとなっている。全50曲、演奏時間は約2時間に及ぶため、作曲家自身が再編した組曲版で演奏されることも多いが、本作ではこの大作をフルで楽しめる。そしてウラディーミル・アシュケナージが指揮するクリーヴランド管弦楽団は、プロコフィエフがスコアに描き込んだ光輝に満ちた響きを余すところなく伝えてくれる。一方、グラズノフの作風は終始一貫して優美な旋律と豊かなハーモニーに満ちたものだった。振付家マリウス・プティパの依頼を受け、1899年に書き上げられたバレエ音楽『The Seasons(四季)』はその最たるもので、このアルバムでの演奏も幸せの兆しにあふれたものとなっている。
作曲者
オーケストラ、交響楽団
交響楽団
指揮者、ヴァイオリン