斬新な演奏プログラムとスリリングなパフォーマンスが特徴のトゥエルヴ・アンサンブルは、指揮者なしでダイナミックに演奏を繰り広げる12人の弦楽オーケストラ。本作も新たな委嘱作品やさまざまなジャンルの編曲とクラシックの傑作を取り混ぜるなど、ユニークな構成となっている。タバナーの人気合唱曲"The Lamb"が作曲者自身の貴重なオーケストラ版で奏でられ、続くアンサンブル編曲によるシューベルトの弦楽四重奏曲"死と乙女"では、作品のもつ絶望感や緊張感が際立っている。委嘱作品"Honey Siren"でOliver Leithは、緊急サイレンのような思いもよらない音から心地良い優しさを描きだし、トゥエルヴ・アンサンブルは、美しい和音の重なりを背景に滑るように宙を舞い急降下。そして最後はシガー・ロスの"Fljótavík"によって、インスピレーションに満ちた本作は穏やかに閉幕する。
アンサンブル、オーケストラ
作曲者