Danish String QuartetによるECM発のプロジェクト『Prism』では、各アルバムにベートーヴェンの弦楽四重奏曲とバッハのフーガ、そして20世紀の名曲が収録されており、そのコンセプトは第3弾となる本作でも貫かれている。7つの楽章からなるベートーヴェンの『String Quartet No. 14 in C-Sharp Minor』は、この偉大な作曲家の弦楽四重奏曲の中で最も野心的かつ実験的なものの一つだ。ここではDanish String Quartetのスリリングな演奏によって、この作品の驚異的なまでの独創性を存分に味わうことができる。ベーラ・バルトークの『String Quartet No. 1 in A Minor』は、このハンガリーを代表する作曲家による素晴らしい6つの弦楽四重奏曲の口火を切った作品。Danish String Quartetとの相性も抜群で、彼らの演奏はこの楽曲の斬新さを見事に表現している。アルバムの最後を飾るバッハの短いフーガも魅力的だ。
作曲者
弦楽四重奏