Christian Grøvlenが、ノルウェーのピアノ音楽を豊かなイマジネーションで鮮やかに演奏したアルバム。ノルウェーの作曲家Geirr Tveittによる音の詩ともいうべき「Eolsharpa」は、険しい山々、荒れ狂うフィヨルド、吹きすさぶ風の音をイメージしており、このアルバム『Eventyr』に壮大な生命力を吹き込んでいる。極上のロマンと美しさを放つシンディングの『Sonate, Op.91』も同様に色彩豊かで、民族的リリシズムと魂の探究にあふれた情熱が融合し、聴く者を陶酔させる。アルバムタイトルにもなったAlf Hurumの「Eventyrland」は、暗い森、駆け回るトロール、妖精のお姫様をイメージさせる印象派風の作品。グリーグ作「Ballade, Op. 24」は、ノルウェーの民謡を主題にした変奏曲で、深い内省から最後の燃え立つような高揚感まで、さまざまな感情を聴き手に訴えかけてくる。
作曲者
ピアノ