ウナ・スヴェインビャルナルドッティルは、多くのアイスランド人アーティストと同じく、音楽のジャンルを軽々と超えるバイオリン奏者だ。本アルバムは、人生に訪れる重要な変化の直前に光を当てるという、美しくも内省的な選曲構成が特徴である。2019年の12月に予言的ともいえるように録音された本作は、ジュール・マスネの「Meditation(タイスの瞑想曲)」やグルック/クライスラー編「Mélodie(精霊の踊り)」などの人気作品を取り入れた幅広い内容となっている。またスヴェインビャルナルドッティルは、母国の音楽も取り上げており、1974年に発表されたJórunn Viðarによる『Icelandic Suite』は、9世紀から居住が始まったアイスランドの長い歴史への感動的な賛歌だ。
ヴァイオリン
作曲者