ピアニストとしての才能も持ち合わせていたブラームス。このアルバムには彼のピアノに対する2つの側面が見事に描かれている。Emmanuel Despaxは『ピアノ協奏曲第1番』で、まずは第1楽章冒頭で描かれる、高みに向かい力強く進んでいく猛烈な野望とドラマ性に真っ向から立ち向かう。そして続く華やかな第2楽章では、米国の指揮者アンドルー・リットンとThe BBC Symphony Orchestraの美しいアンサンブルに支えられながら詩情あふれる表現を展開するなど、作品解釈への自信のほどをのぞかせる。もう一つの4手連弾のための『16 Waltzes』は、無限の創意と魅力にあふれた珠玉の小品集で、妻であるピアニストMiho Kawashimaとの共演。2人の演奏がブラームスの親しみやすい一面を際立たせ、魅力を放っている。
作曲者
指揮者
ピアノ
オーケストラ