リュートの仲間であるテオルボは、フレンチ・バロックで活躍した弦楽器。ブルーノ・ヘルストロフェール(ヘルストロッファー)は、古い時代の音楽だけでなく、現代に至るまでの作品を取り上げ、この楽器の魅力を伝える気鋭の演奏家である。本作では、バロック初期の作曲家カプスベルガーの独奏曲、サティの"Gnossienne"、民族楽器カリンバを彷彿させるマンディンゴ風の自作曲などを収録し、聴くものをさまざまな時代や場所へ誘う。独奏だけでなく、シンガーのローズマリー・スタンドリーとの共演や、自身が作った詩を朗読する俳優Jean-Luc Debatticeとのコラボレーションも収録。Debatticeは音楽への詩を書くことで知られ、ここでは16世紀の音楽に新たな生命を吹き込んでいる。テオルボの美しい響きとともに時空を超えて旅する感覚を味わえるアルバムだ。
テオルボ
セルパン
作曲者