本作は、ウラディーミル・ユロフスキがロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めていた2018年を中心に収録された、ストラヴィンスキー作品のライブ録音で、感動を呼んだ演奏会を象徴する名演を聴くことができる。メインとなる『火の鳥』と『春の祭典』では、どちらも幻想的な詩情と途方もない高度な技が一体化する壮大なアンサンブルの瞬間が印象的だ。さらにアルバムにはストラヴィンスキー初期の聴かれる機会の少ない『Symphony in E-Flat』『The Faun and the Shepherdess』「Scherzo fantastique」そして「Funeral Song」を収録。どの作品も強く心に訴えかける魅力があり、ストラヴィンスキーが偉大な作曲家の道を歩む萌芽が感じられる。