ショパンが書いたほとんどすべての曲において、主役を務めるのはピアノである。しかし、フランスのチェリスト、カミーユ・トマは、チェロを中心に置いて、3作から成る『The Chopin Project』を完成させた。収録曲のほとんどはピアノ曲をアレンジしたものであり、トマとピアニストのJulien Brocalによる完璧なまでにスタイリッシュで精巧な演奏は、実に感動的なものだ。その中のいくつかはAuguste Franchommeによる編曲版で演奏されている。Franchommeはトマが敬愛してやまない19世紀の作曲家兼チェリストであり、またトマは、当時彼が使っていたストラディバリウスを弾いている。「La goutte d'eau(雨だれ)」は4丁のチェロのためのアレンジで一味違う輝きを放ち、また一連の夜想曲は、チェロがメロディを奏でることによって、新たなリリシズムをまとっている。さらに、アンコールには歌手のジェーン・バーキンも登場する。
作曲者
チェロ
ピアノ
ボーカル