ランドル・グーズビー

バイオグラフィー

ストーリーテラーとしての際立った才能を輝かせるランドル・グーズビーは、現代のクラシック界において最も大きな注目を集める演奏家の一人だ。7歳でヴァイオリンを始めたグーズビーは、そのわずか2年後にフロリダのJacksonville Symphonyと協奏曲を奏で、ソリストとしてデビュー。13歳にしてスフィンクス・コンクールで史上最年少優勝を果たし、ニューヨークのジュリアード音楽院でイツァーク・パールマンらに師事した。2020年にDeccaと契約したグーズビーは、翌年、アフリカ系アメリカ人の宗教歌にインスパイアされたデビューアルバム『Roots』をリリース。サミュエル・コールリッジ=テイラー、Coleridge-Taylor Perkinson、フローレンス・プライスといったアフリカ系アメリカ人の作曲家たちによる楽曲を多く取り上げたこのアルバムは、グーズビーが抱くブルースやジャズへの敬意と、楽曲に対する深い共感にあふれている。収録曲の一つであるジョージ・ガーシュウィンの「Summertime」においては、悲しげな冒頭部分から、速いトリルで切迫感を醸し出すエンディングに至る中で、並外れた技術と見事な表現力を発揮した。時を同じくして、グーズビーは、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団やロンドン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、世界的なオーケストラとの数々の共演で話題を呼んだ。