アラン・メンケン

ハリウッドやブロードウェイのためにさまざまな名曲を手掛け、数多くの受賞歴を誇るアラン・メンケンは、舞台音楽や映画音楽の作曲家として最も輝かしい功績を収めている一人だ。・メンケンがブレイクしたのは1979年、劇作家のハワード・アッシュマンから、カート・ヴォネガットの小説『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』のミュージカル化のために作曲を委嘱されたことがきっかけだった。・彼はアッシュマンと共に、1982年に初演されたカルト的な人気を誇るミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』を手掛け、興行収入記録を更新。同作は後に映画化され、アカデミー賞®にノミネートされた。・1989年公開の映画『リトル・マーメイド』を筆頭に、『美女と野獣』『アラジン』『ポカホンタス』を含む、話題のアニメーション映画に音楽を提供した。・メンケンは『リトル・マーメイド』で、自身初となるアカデミー賞®2部門とグラミー賞2部門での受賞を果たした。・ 1994年から13年にわたって上演されたブロードウェイ・ミュージカル『美女と野獣』をはじめ、彼は『ニュージーズ』『天使にラブ・ソングを…』『ブロンクス物語』など、数々の映画をミュージカル化してきた。・2020年に『ラプンツェル ザ・シリーズ』の楽曲でデイタイム・エミー賞を受賞したことにより、メンケンはエミー賞、グラミー賞、アカデミー賞®、トミー賞を制覇して「EGOT」（4つすべてを受賞）の称号を獲得した。