マーラーの「大地の歌」は、交響曲であると同時に歌曲集でもある。通常はテノールとアルト(もしくはバリトン)の2人が交互に歌うが、このアルバムに収録されたライブでは、すべてをヨナス・カウフマンが一人で歌い上げており、史上初の試みであるとされる。このことを可能にしたのは、カウフマンの声が持つ、テノール歌手にはあまり見られない独特の重厚さと音域の広さ、高い歌唱技術、そして彼の冒険心だといえるだろう。そんなカウフマンの歌を支えるのは、マーラーを得意とするジョナサン・ノットが指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。万全の布陣により、マーラーの大作のスケール感を存分に堪能できる作品となっている。
作曲者
指揮者
テノール
オーケストラ