ベートーヴェンの演奏を続けるボリス・ギルトブルクが、ベートーヴェンの生涯において、全く異なる時期に書かれた2つの変ホ長調の協奏曲を紹介する。13歳の時の作品『第0番』はピアノ・リダクションで聴くことができるが、ギルトブルクは楽しげな緩徐楽章を愛情を込めて演奏し、素朴さをもったこの作品の魅力を大いに伝える。『皇帝』(第5番)は、もちろんオーケストラとの本命曲。38歳の充実した時期に書かれたこの作品は、なんといってもその勇壮さと気高さが魅力だ。ワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団は、すべてを美しく貫き、あふれるほどの詩情をたたえて丁寧にサポートしている。
作曲者
交響楽団
指揮者
ピアノ