パブロ・エラス=カサド

バイオグラフィー

スペイン出身の指揮者パブロ・エラス=カサド(1977年グラナダ生まれ)はそのキャリアの中で、バロックから現代音楽に至るまで、他に類を見ないほど幅広い時代とジャンルの楽曲を手掛けてきた。例えば、古楽器アンサンブルであるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを率いて上演したモンテヴェルディのオペラでは、バロック音楽の解釈者としての高い資質を印象付け、その一方では、マドリード王立劇場の首席客演指揮者としてワーグナーの長大な楽劇『ニーベルングの指環』を4シーズン連続(2019~2022年)で上演し、大成功を収めている。さらに、交響曲の主要なレパートリーにも積極的に取り組んでいるエラス=カサドは、ヨーロッパやアメリカの著名なオーケストラへの客演も多く、2011年から2017年にかけてはニューヨークのセント・ルークス管弦楽団の首席指揮者も務めた。またドイツの古楽器アンサンブル、フライブルク・バロック管弦楽団との長きにわたる共同作業の中からは、ベートーヴェンとメンデルスゾーンの交響曲の優れた音源も生み出している。2021年には、その驚くべき多才さと際立ってエネルギッシュな演奏活動が評価され、インターナショナル・クラシカル・ミュージック・アワードのアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出された。

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