
- エディターのおすすめ
- 2010 · アンナ・プロハスカ、ベルリン古楽アカデミー、ベルナルダ・フィンク
作曲者 · 1710 - 1736
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ
- ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団、 Alberto Miguélez Rouco、 Los Elementos、 Chœur de l'Opéra Royal
ライブアルバム
- ジュゼッペ・ランツェッタ、 Patrizia Cigna、 Coro dell'Orchestra da Camera Fiorentina、 フィレンツェ室内管弦楽団、 Giorgio Carducci
- Gianfranco Cosmi、 Orchestra Lirico Sinfonica del Teatro del Giglio、 Cappella Santa Cecilia della Cattedrale di Lucca
- Lukas Wanner、 I Pizzicanti、 ZeroNove
- Bach Collegium Musicum、 Jorge J. Collantes
- Michel Bisceglia、 Didier François、 Markku Ounaskari
- Il Tetraone、 アレクサンダー・ロンクイッヒ、 Kremena Nikolova、 アルベルト・クルニョーラ、 Orchestra Pergolesi、 トスカーナ管弦楽団、 Ensemble Alraune、 Alessandro Andriani、 Quartetto Lyskamm、 Mario Sollazzo、 Tommaso Lonquich
バイオグラフィー
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージは早くから類いまれな才能を発揮したが、その人生はわずか26年という短さだった。死後に彼の楽曲に対する需要が高まったことで多くの贋作(がんさく)が生まれ、最初に出版されたペルゴレージ全集に収められた148曲のうち現在真作と考えられているのは30曲ほどしかない。1710年にイタリアのイェージで生まれたペルゴレージは、音楽を学んだナポリで作曲活動を行い、六つの長編オペラ、いくつかの宗教曲、カンタータ、器楽曲を書いている。そのうちの2曲が、彼の名前を現在に伝え、ヨーロッパの音楽の流れに影響を与えてきた。一つはそれまでのオペラの常識を覆す軽快なスタイルの喜劇『La Serva Padrona(奥様女中)』(1733年)であり、もう一つの『Stabat Mater』(1736年)も、宗教曲でありながら神聖さより分かりやすさを優先したもので、その明快さと甘美なメロディが物議を醸した。20世紀の初頭に、ストラヴィンスキーがペルゴレージの楽曲を素材として名作バレエ音楽『Pulcinella』(1920年)を書いたことも広く知られている。