五嶋みどり

バイオグラフィー

磨き抜かれたテクニックとあでやかで滑らかな音色を生かした優美かつエネルギッシュな表現で、唯一無二の音世界を描き出す。1971年生まれのヴァイオリニスト五嶋みどりは、幼い頃から母親の手ほどきを受け、11歳でニューヨーク・フィルハーモニックと共演するなど、早くから卓越した才能を開花させた。その後も、楽譜と徹底的に向き合い、楽曲の時代背景を理解した上で演奏に臨む真摯(しんし)な姿勢とたゆまぬ研さんによって、進化を続けている。五嶋の驚異的な演奏は最高レベルの評価を受けており、レナード・バーンスタイン、クラウディオ・アバド、小澤征爾、ズービン・メータ、サイモン・ラトルをはじめとする偉大な指揮者たちや、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団などの世界的オーケストラの招きを受け、共演を重ねてきた。作品の委嘱や、演奏の機会が少ない作品の演奏も積極的に行っている。また、音楽に触れるチャンスに恵まれない子どもたちに音楽教育プログラムを提供するなど、音楽を通じた社会貢献にも情熱を注いでおり、2007年には国連ピース・メッセンジャーにも任命された。2022年にはデビュー40周年を記念したアルバム『Beethoven: Sonatas for Piano and Violin』をリリースし、称賛を集めている。

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