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- 2019 · フィリップ・ジャルスキー、アルタセルセ
フィリップ・ジャルスキー
プレイリスト
シングル&EP
ベストアルバム、その他
バイオグラフィー
フランスのカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキーは、類いまれな透明感を誇る声と、華麗なパッセージを極めて正確に歌いこなす技術で、古楽界のスターとなった。1978年にパリ郊外で生まれたジャルスキーは、当初ヴァイオリンを学んでいたが、18歳で声楽に転向する。プロとしてのデビューは21歳の時。演目はアレッサンドロ・スカルラッティのオラトリオだった。その後、ヘンデルやヴィヴァルディといった人気作曲家の楽曲の録音で高い評価を得たジャルスキーは、その一方で、レオナルド・ヴィンチ、フランチェスコ・ピエトロ・カヴァッリ、ニコラ・ポルポラ、アントニオ・カルダーラといった、あまり知られていないバロックの作曲家の作品も探求し、アルバムやライブに取り入れている。また、彼は古典派以降の楽曲にも取り組んでおり、2012年には現役の作曲家Suzanne Giraudのオペラ『Caravaggio』のプレミア公演に出演。2015年には、ヴェルレーヌの詩にドビュッシー、フォーレ、レイナルド・アーンなどの作曲家が曲を付けた歌曲を集めたダブルアルバム『Green - Mélodies françaises』をリリースしている。