藤田真央

バイオグラフィー

説得力あふれる演奏で高く評価されるピアニスト、藤田真央は、天性の詩的衝動に基づく表現と自我のコントロールを両立させることができる演奏家だ。1998年東京生まれの藤田は、東京音楽大学在学中の2017年にスイスで開催されたクララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝。この時のパフォーマンスは、モーツァルトをはじめとする古典派の音楽に対して彼が抱いているナチュラルな共感を示すものだった。一方、2019年に出場して第2位となったチャイコフスキー国際コンクールでの藤田は、より力強い表現を求められるロマン派の楽曲の演奏においても優れた解釈者ぶりを発揮している。10代の半ばからスタートしたレコーディングにおいては、まず、モーツァルト、ベートーヴェンからプロコフィエフ、三善晃までのレパートリーを収録した数作のアルバムを発表。2019年には、楽曲が持つ叙情性を最優先する洗練された演奏が印象的なショパン・アルバム『Chopin: Piano Works』をリリースし、称賛を集めた。そして、Sony Classical と契約した藤田は、2022年に『Mozart: The Complete Piano Sonatas』をリリース。きらめくようなテクスチャーと生き生きとしたアーティキュレーションで世界中のリスナーを魅了した。