1988年にシェルブールで生まれたフランスのピアニストLise de la Salleは、わずか9歳にしてラジオ・フランスの生放送で演奏を披露し、クラシック音楽における神童の歴史にその名を連ねることになった。そして彼女は、その恐るべきテクニックと表情豊かで才気あふれる解釈をさらに磨き上げ、成熟したアーティストへと成長を遂げた。de la Salleはオーケストラとの共演で力量を発揮する一方、ソロピアノのための楽曲も幅広く手掛けており、繊細さ、透明感、そして力強い響きで高い評価を得ている。彼女はその一切のよどみを感じさせない演奏によって、ラフマニノフをほんの1分奏でるだけでリスナーの心を揺さぶり、また、ラヴェルやドビュッシーの楽曲にも瞬時にして清らかなエレガントさを与えることができるのだ。