エベーヌ弦楽四重奏団が、6つの大陸を駆け巡ったコンサートツアーでベートーヴェンの全ての弦楽四重奏曲をライブ録音した。熱を帯びた弾けるようなそのパフォーマンスは、リスナーを興奮の渦へと巻き込んでいく。会場がウィーンのコンツェルトハウスや東京のサントリーホールといったクラシック音楽の殿堂であっても、あるいはあまり聞いたことがないナイロビのホールであっても、エベーヌ弦楽四重奏団のアプローチやスタイルが変わることはなく、その姿勢がこのアルバムを意義あるものにしている。伝統的な解釈にとらわれることのない新鮮な響きにあふれた演奏は、ベートーヴェンの偉大な作品が持つ、永遠に輝きを失うことのない独創性を改めて明確に伝えてくれる。
作曲者
弦楽四重奏