アベル・セラオコー

バイオグラフィー

南アフリカ出身のチェリスト/シンガー/作曲家のAbel Selaocoeは、「Lamentatio」(オリジナルの作曲はジョヴァンニ・ソリマ)などでのソロ演奏では悲しげなチェロの旋律に民謡を重ね合わせ、彼が率いるトリオChesabaでは緊迫感のある即興的なパッセージの中に独特のしゃがれ声のボーカルを交える。西洋のクラシック音楽と南アフリカの伝統音楽のエッセンスを融合させた彼独特のスタイルは、2022年のアルバム『Where is Home / Hae ke Kae』でより広く知られることとなった。1992年にヨハネスブルク郊外のタウンシップ(旧アフリカ人専用居住区)で生まれたSelaocoeは兄から音楽を教わったが、本物の楽器に触れる機会は限られており、多くの時間はほうきの柄をネックに見立てて練習したという。しかし、このような逆境の中で並外れた才能を発揮した彼は、奨学金を獲得して国内屈指の音楽学校であるセント・ジョンズ・カレッジで学んだ。その後イギリスに移り住んだSelaocoeは、2018年に王立ノーザン音楽大学を卒業し、同国を拠点に活動を続けている。また、Manchester CollectiveやBritten Sinfonia、BBC NATIONAL ORCHESTRA OF WALESなどとの共演も行っている彼は、2021年にはBBCプロムスにデビューした。

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